本ページはプロモーションが含まれています
剣道で使われる足さばきには、
歩み足
送り足
開き足
継ぎ足
の4種類と言われることが多いですが・・・。
厳密に言えば、
踏み込み足を加えて5種類があります。
足さばきは、剣道の上達する上で
絶対欠かせない習得すべき技です。
じじつ、昔から剣道で大切な言葉として
「一眼二足三胆四力」(いちがんにそくさんたんしりき)でも
2番目の位置付で、
勝負ごとに欠かせない精神的な部分の胆力や、
竹刀を振るために必要な技量・力量以上に、
重要な修練項目なのです。
では、改めて剣道の足さばきの種類を
簡単に説明します。
歩み足は普段歩く時と似ていますが、
これを、すり足で行います。
すり足は、かかとは少し上げて、
つま先で歩くようにします。
歩み足は、相手との距離が離れている場合に、
間合いをつめるときに使います。
また、基本的かつ総合的な稽古法である『切り返し』の
打突を受ける側の元立ち(もとだち)も歩み足で受けます。
注意点としては
前に進む時も、後ろへ下がる時も、
つま先が上がらないように。
かかとが地面について、
つまさきが地面から離れている場合は
足の使い方が間違っているということです。
送り足は、一番、主流の足さばきです。
剣道の足さばきの基本と言っていいでしょう。
右足が前、左足が後ろの位置を保ったまま
前後左右に移動します。
動き方は、右足が前に出て、
左足がついてくる動きです。
前に進むときは右足を前に出して、左足を引きつけます。
後ろに進むときはこの逆で、左足を下げて、右足を引きつけます。
からだ全体を押すイメージで、上半身がぐらつかないように、
背筋を伸ばした状態で前後に移動することが肝心です。
剣道の送り足は、
普段の足の使い方とは違う、独特の足運びなので、
習得にはそれ相応の練習が必要です。
踏み込み足とは、送り足の一種です。
踏み込み足は、打突の時に使います。
つまり、打ちと足が同時になるようにします。
剣道では面、小手、胴を打つときには、
必ず、右足の踏み込みを使って打ちますが、
この踏み込みがないと一本と認めてもらえないことも・・・。
開き足は、横移動のときに使います。
相手が打ってきたときに、
かわして打つ場合や応じ技の時などに使います。
右に動いたときは右足が前、
左に動いたときは左足が前が基本です。
実戦では左にかわした時も
右足が前になる場合もあります。
継ぎ足は、相手との間合いをつめるときなどに使います。
左足を引きつける足さばきです。
継ぎ足を使えば、右足を使って相手を攻めていくときに
左足を右足に寄せて、構えの形をつくり、
遠くまで打ちが届くようにすることができます。
注意点としては、
継ぎ足するときは、
絶対に左足が右足のかかとのラインを超えないようにしましょう。
一足一刀の間合いから継ぎ足しないように。
剣道の上達を早めるには、
いかに効率よく足さばきを身につけるか、ってことです!