剣道の足さばきについて解説しています。足さばきができるとどうなるのか。
剣道で足への体重のかけ方
足さばきを行う上で構えた時の体重のかけ方のコツ
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足さばきを行う上で、
構えた時の体重のかけ方について。
よく言われるのは、
「右足の踵も地面に付けずに、
紙一枚分ほど上げておくこと」
と言われます……。
確かに、前進するためには、
体重は前向きにかけないと
移動できませんよね。
もし、踵が床についている状態なら、
体重が僅かながら後ろ向きに
かかっている状態になっているはずです。
この状態から、前に移動をしようとすれば、
後ろ向きに体重がかかっている状態を
一旦前に移してから前に行かなければならず、
前進するのに若干、遅れが生じます。
遅れると言っても、本当に僅かなものなのですが……。
ただ、剣道では打突までの時間が平均0.4秒ほどと
言われる競技であるゆえ、ほんの0.1秒の遅れだけで
敗因になります。
それならば、
右足の踵も上げて爪先立ちになった方が
いいのでは……。
と、思うかもしれませんが、
それでは体勢が安定しません。
そこで、
体重を後ろ向きにかけず、
体勢を安定させるためということで、
紙一枚分ほど踵を浮かすという
表現が用いられていると考えられます。
ただ、現実には、
体重のかけ方は、
教える人にもよってさまざまなようです。
右3左7という指導者もいれば、
1:1という指導者もいますが……。
理想的なのは、
「身体の正中線の真下、
左右とも均等に重心を置く」ことです。
もし、体重が何対何という
比率の感覚も掴みづらいというなら、
いつでも、どんな状態でも
常に打てる左足が保持されている感じの
バランスでの構えを心掛けてみてはどうでしょうか。